ぼくが嵌めてる指輪はぼくの指には大きくて
洗い物とかしてると簡単に落ちる

何回も落として
なくならないように、洗い物とかするときは外すようにした

そうすると
気づいたら、嵌めていなかったりするの
こう・・・指で、いつものように
親指で人差し指に嵌めたリングを触ったらなくて
あ、また嵌めてないって


こういうときちょっと寂しくなる


明るすぎる月は輪郭をぼくに教えてくれない
でも
明るすぎる月は
見たくないものまで明らかにぼくを映す


昨日はクスリのおかげで死んだように眠った
すぐ、寝付いたし
朝起きるのも、辛かった
深い深い眠りで
電話があったみたいだけど
音すら気づかなかった

眠っていたいかもしれない
ただ眠って
よくわからないのに起きていたくない
何も夢も見ないように
ただただ深く、眠っていたい


苦しいわけじゃないんだ
ただ・・・・・　　／ナオ