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青蛙 おまえもペンキ 塗り立てか /芥川龍之介
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淡い恋と軋む痛み

ぼくは、Jとあの頃出会っていたら、って想像する
あの町で、ぼくが1度行った本屋
彼がときに行くその本屋でぼくらは出会う


そんなこと、考えてた
ずっと

 

スーパーで、ふと目に付いたガムが
Jを思わせるものだったから、買った
これを噛んでいたら、
Jがそばにいるように感じるかな、なんて思って
バカバカしい、少女じゃあるまいし


そのガムの香りも、Jっぽくて気に入った

そのこと、Jに伝えたら、
J自身お気に入りでよく買っていたって。


くすぐったいよね。

 

 


こうやって甘い甘い日々を過ごしたら
ぼくの痛みは取れるんだろうか
ねぇ、
なんでまだ、こんなに痛いんだろう

 


『あなたの心の傷がまだ癒えてないからでしょう』
きっとそのへんの精神科医とか牧師様はそう言うんだろうね。

 

 

今日、いつも飲んでいる薬を出してもらいに病院に行った
「前より調子よさそうですね」
気軽に言われたその一言。
どのくらいぼくを沈ませるかわからないんでしょうね、あなたには。
ぼくは二度とあなたには会いたくないキモチで
「ええ、おかげさまで、ずいぶん楽になりました」
と笑顔で言った
もう少し、身体を動かす方がいいですよ、なんて
見当違いのアドバイス、どうもありがとう

まぁね、彼女は専門外だから
期待できることじゃない
わかっていて、ぼくは彼女から引き出せる薬をもらってるにすぎない。

 

ぼくは初めてこれが発症した時、どれだけたくさんの病院に、
足をひこずって行き、
どこも悪くないですよ、と言われてきたか。
最後はね、
仕事を辞める直前に行ったあの病院では、
お薬さしあげましょう、って
飴をもらったよ。色とりどりの。
いつでも処方してあげるから、いつでもおいで、って。
30過ぎたこのぼくに。
でもきっと今までもらったどの薬より、
効果が高いものなんだと思うよ。ねぇ先生。

 

ぼくは調べることのできる人間だから
検討はついてる
ただ、それかどうか明らかにするには、
全国で数箇所しかない。
ぼくにはそこまで行く元気も時間もないから
自力でできることをする。
それで、いいんだ。


ねぇ、先生。
ぼくはね、
どんなに苦しいときでも、
肉体的にも精神的にも、脂汗が出ていたって
辛さなんか欠片も見せずに笑う事なんか、造作もないんだよ、先生。
そんなだから、こんなになっちゃうの。
まぁ、いいんだけど。
ホント。
痛くたって、
痛みなんかどうだっていい。
もうこの痛みにも慣れた。
切り離してればいいんだもの。意識から。
はじめからあるものとして、
どうしようもないものとして、
お付き合い長い、お友達。
ぼくの大きな背中の黒子と同じようなもの。
ぼくがしょっていかなきゃいけないものなのかも。
こういうのもきっと業のうちなんだろう。


ぼくが心から愛した暁がくれたものだと思えば
きっといつかイトオシイと思える、この痛みさえ。 /ナオ

 

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dousei

満月だった月が欠けていく様は
意外に遅い
あれ?今日も満月?
て3日は思った

昨日、だいぶへしゃげてきてるな、と思って
今日
ハーフムーンはすぐそこみたい





きっとぼくはJに恋してる
Jのウチに住むようになってから
・・・・・・もちろん、実際じゃなくてぼくの頭の中でだけど
ずっとドキドキしてる

 

 

ぼくは気が多いんだろうか
移り気なんだろうか

 

まぁ、いいんだ。

 

 

 

Jと昔、リアルにすれ違ったかもしれない
あの町で
ぼくの親友ほどの奇跡的偶然には程遠いけど
そこまで狭くて日常的な接近じゃないけど
その同じ年に、違う町でJとも会ったかもしれない。


うれしい

 


ぼくはJと一緒に住むようになったから
Jの意識の深いところにぼくは入り込んだ
Jは、いつか、ぼくから離れていっても
日常生活の中に、ぼくを見出すだろう
それくらい、ぼくは侵入した 





昨日また、ピアスを落とした
このまま、閉じてくのかな

止めて、また吸い出した煙草も、
また止めているみたいに続くといいのかな /ナオ
 

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ナオ
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非公開
自己紹介:
30すぎで、どこかで小説書いています。
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